約 3,210,621 件
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/591.html
6スレ目ログ ____ ________________ 6-7 D2 ◆6Rr9SkbdCs Equinox 15 たった一つの思い 6-30 かぺら(5-906) Daily Life 2 月曜日(ホリデイ) 6-39 キラ(4-879) memories 12 超電磁砲の記憶 6-50 ∀(2-230) A lie 6-68 かぺら(5-906) Daily Life 3 月曜日(ホリデイ) 6-110 キラ(4-879) 小ネタ 12月のとある夜にて 6-130 鬼畜ばあちゃん ◆m2vH1XGyFA ゆめ? 6-149 蒼(4-816) side by side 7 ―ホワイトデー― 6-162 かぺら(5-906) 赤い顔の天使 6-173 3-351 小ネタ 4月馬鹿 6-177 小ネタ 同じベッドの上で 6-179 キラ(4-879) fortissimo 3 とある幻想殺しの同棲生活 6-196 ナヒるハ(6-192) ミコトラプソディー 1 狂想曲1 [上条当麻] 6-210 6-209 小ネタ とある二人のキューピッド 6-216 ぐちゅ玉(1-337) キャパシティ・オーバー! 6-231 D2 ◆6Rr9SkbdCs パラドックスの確率 1 6-241 D2 ◆6Rr9SkbdCs パラドックスの確率 2 6-254 かぺら(5-906) Daily Life 4 繋ぐ手(ラヴァーズ) 6-265 ナヒるハ(6-192) ミコトラプソディー 2 狂想曲2 [禁書目録] 6-278 どるがば ◆KlUXhbo4RM とある乙女の恋事情 1 看病編 6-297 3-351 小ネタ いつもの病室にて 6-307 かぺら(5-906) Daily Life 5 繋ぐ手(ラヴァーズ) 6-315 ななに(6-314) 小ネタ コタツの中の戦争 6-322 6-321 Little Love Melody 1 6-336 キラ(4-879) memories 13 超電磁砲の記憶 6-351 ほっかいろ(6-350) 小ネタ カイロ 1 6-360 かぺら(5-906) 小ネタ ゆたんぽ 6-374 カミコップ(6-373) 小ネタ 幸せ美琴 6-380 ぴんた(6-379) 信じる先に 6-401 かぺら(5-906) Daily Life 6 繋がる心(ベストフレンズ) 6-408 かぺら(5-906) Daily Life 6 繋がる心(ベストフレンズ) 6-422 ほっかいろ(6-350) 小ネタ カイロ 2 6-455 D2 ◆6Rr9SkbdCs Equinox 16 午睡 La_siesta. 6-480 キラ(4-879) memories 14 超電磁砲の記憶 6-494 どるがば ◆KlUXhbo4RM とある乙女の恋事情 2 看病編 6-503 ぴんた(6-379) 信じた先に 後日談 6-516 桜並木(4-027) 未来からうちの子がやってきた 4 第八章 奪い合い Spectators_of_sadness 6-525 蒼(4-816) side by side 8 ―ホワイトデー― 6-542 ナヒるハ(6-192) ミコトラプソディー 3 狂想曲2.5 [御坂美琴] 6-557 蒼(4-816) side by side 9 ―ホワイトデー― 6-568 かぺら(5-906) Daily Life 7 前夜祭(クリスマスイヴ) 6-595 6-594 小ネタ ありがとう 6-610 キラ(4-879) fortissimo 4 とある恋人の登校風景 6-624 蒼(4-816) side by side 10 ―ホワイトデー― 6-641 かぺら(5-906) Daily Life 8 前夜祭(クリスマスイヴ) 6-651 つばさ(4-151) ウソと魔法と素直な気持ち 1 6-673 6-321 Little Love Melody 2 6-681 かぺら(5-906) Daily Life 9 前夜祭(クリスマスイヴ) 6-698 豚遅(1-892) 人のふり見て… 6-725 D2 ◆6Rr9SkbdCs Equinox 17 ナチュラルに恋して 6-741 ほっかいろ(6-350) 3月14日 6-766 つばさ(4-151) ウソと魔法と素直な気持ち 2 6-783 キラ(4-879) fortissimo 5 とある恋人の登校風景 6-809 花鳥風月(6-752) The boy nurses the girl 1 6-817 花鳥風月(6-752) The boy nurses the girl 2 6-840 どるがば ◆KlUXhbo4RM とある乙女の恋事情 3 私とアイツと時々・・・ 6-853 かぺら(5-906) Daily Life 10 友達の輪(ファミリー) 6-870 ぴんた(6-379) ツンのちデレデレ 6-894 6-321 Little Love Melody 3 6-920 蒼(4-816) side by side 11 ―ホワイトデー― 6-938 キラ(4-879) fortissimo 6 とある超電磁砲の入学式 6-963 寝てた人 ◆msxLT4LFwc 当麻と美琴の恋愛サイド ―帰省/家族― 7 8章 帰省1日目 情報屋 6-970 寝てた人 ◆msxLT4LFwc 当麻と美琴の恋愛サイド ―帰省/家族― 7 8章 帰省1日目 情報屋 6-988 D2 ◆6Rr9SkbdCs Foolish_game. ▲
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/880.html
とある魔術の 堕落天使(コラプト)corrupt. 序章 ヒーローとは何だと思いますか? 誰にでも優しく、力強くて、どんな人間でも守る事が出来る人間。 それがヒーローだと信じた少年が居た。 そんなヒーローに憧れていた。 ドロドロの雨の中、少年は絵本を読んでいた。 体が濡れるの気にせず、熱心に絵本を読み続ける。 赤い手はページをめくる。 雨とは違う、べっとりと付いた赤 絵本には男が沢山の悪役を倒している姿の絵が。 少年はその絵で手を止めた。 強くて 強くて 強くて それでこのヒーローは何を手に入れたのだろう? ある少年はヒーローに憧れた。 誰にでも優しく、力強くて、どんな人間でも守る事が出来る人間に。 とある魔術の 堕落天使(コラプト)corrupt. イギリス清教、必要悪(ネセサリウス)の女子寮の一角。 夜遅くの寮はシン…と静まり返り、殆どの住人が寝入っていた。 そんな中、燭の灯りが照る部屋があった。 その部屋の主は洋風の部屋に似合わない着物を着た女性であった。 背中まで伸びた長い黒髪は纏められており、その女性、神裂火織はベッドに腰掛けていた。 太腿に乗せられた絵本をペラペラと捲っているが、その目は絵本を読んでいるわけではなく。 唯、懐かしそうに見つめているだけであった。 身長のある女性は端から見ればモデルの様なスタイルを持っている。 その女性に更に不釣り合いな異常なまでに長い日本刀、『七天七刀』が近くのタンスの立て掛けてある。 「元気でしょうか……」 ボソッと呟く言葉は誰に向けるわけでもなく自然に口から出ていた。 その瞬間、突然体中を妙な物が駆け巡った。 洗練され、鍛えられた体が反射的に魔術を感知したのだ。 妙に懐かしい感覚の魔術に体が知っている事には気づかない。 とっさにタンスに立て掛けていた刀を取るとベッドから飛んだ。 足が床に付くと直ぐに刀を抜く体制に入る。 部屋のドアと丁度、正反対の灰色の壁に紫色の線が走っていた。 その線は角が付かないように半径1M程の円を作っていた。 神裂はまだ構えている。 紫の線で囲まれた円の中から一つの映像が浮かび上がってきていた。 浮かび上がった物がみるみるうちに輪郭を作り、はっきりとした映像に変る。 (………これは通信用の術式?) 映像には真っ白なフードを被った人間が現れた。 すっぽりと被ったフードで目は見ることができない。 『警戒を解いてくれ、戦う気は無い』 映像に映る人間の口の動きと共に神裂の耳に声が聞こえる。 少し低い、男の声だ。 イギリス語では無く、久々に聞くなまりの無い日本語。 「!」 その声を聞いた時、神裂の顔色が変わった。 「あ……あなたは」 戸惑いと迷い、そして喜びが浮かんだ。 「今どこにいるんですか!?心配したんですよ!!」 その男は神裂にとって知り合い以上の存在であった。 自分の幸福に巻き込まれた男が目の前に居た。 「何で今まで連絡が無かったんですか!?」 神裂の声に男は何も言わない。 神裂は気にせず言葉を出す。 「それに、何故こんな所に通信術式を!?」 この寮には様々な魔術師が存在する。 そんな所に魔術で通信を行うのは、監視カメラの前にいるのと同じ意味をする。 『………それは大丈夫だ。『隠す』魔術は専門だろう?』 男は神裂の言葉に答えると少し間を空けて再び口を開く。 『そこで同じ技術を持つのは、あなた位だろう、見つけれるのはあなただけだ』 男の声に感情は無く、ただボソボソと小さくしゃべるだけであった。 変わらない仕草にほっとする。 「良かった、生きていてくれたのですね」 神裂は心から嬉しそうに言った。 「でも……どうして」 神裂の言葉を無視して男は続けた。 『時間が無い単刀直入に言う、俺はもうすぐ死ぬと思う』 ッザ テレビのノイズの様に映像が一瞬ぶれた。 『俺が死んだ…ら代わ…に』 男の言葉が途切れ途切れになる。 (これは通信術式の妨害……!?でもどうして、誰が!?) 『……を守っ…て……く…れ』 更に映像は悪くなる。 「今、何所にいるんですか!」 神裂が映像に向かって叫ぶ、この手の術式は専門外だ。 修復する事は出来ない。 『日……本』 もはや映像はテレビのノイズの様にしか映らない。 かき消える様な声が神裂に届く。 『頼………む、……ね…え…さ……ん』 ッブという音と共に映像は消え、そこは元の灰色の壁に戻っていた。 「・・・・・・」 神裂は無言で強く刀を握ると、布団には向かわずタンスへと向かった。 いつもの戦闘の為の服に着替えるために。 たった一人の弟に会いに行くために。 現在、深夜1時、時差が有るので日本は午前の10時だ。 飛ばせば夜には付く事が出来る。 ベッドから飛んだ拍子に落ちた絵本が目に映った。 少年が一番好きだった絵本を神裂は拾うと優しく机の上に置いた。 日の射す森の中で、男がはじけ飛んだ。 足元に描かれた紫の円が同時に消える。 男は無言で立ち上がった。 (通信の魔術回路に無理矢理割り込みやがったな……) 通信の途中で別の力が働き、術式の失敗により体にリバウンドで返ってきたのだ。 それは魔術の詠唱を割り込む強制詠唱(スペルインターセプト)と似た様なもので、 通信の術式を横から割り込んだのだ。 通信の術式は電話と同じ様にAからBに回線を繋ぐので、 この回線のAとBの間に割り込む事が可能だ。 だが、 それには自分の場所と繋いだ場所が解らなければ割り込む事は出来ない。 男は軽く舌打ちをする。 (クソが……何処でも見張ってやがるか) 下はダボダボの黒いズボンに上は真っ白なトレーナー。 トレーナーに付いたフードは今もすっぽりと被っている。 黒い運動靴の紐は両方共キッチリと結んである。 両手に黒の革手袋、腰に巻いた小さな鞄にはチョークの様な白い棒がビッシリに入っている。 端から見ればかなり暑そうに見えるこの格好は男の戦闘スタイルだ。 男は鬱陶しそうにまっ白いフードを取った。 フードが取れると共にサラサラとした日本人を示す黒髪が現れた。 男は青年と言うには幼く、少年と言うには老けて見えるが、まだ少年という年代ではある。 だが少年には少しおかしい物があった。 それは黒髪とは不釣り合いな赤い瞳。 その目は森を抜けた先を見ていた。 森が抜けた先に学園都市が存在する。 少年は視線を外すと近くの太い木へと移した。 腰に巻いた小さな鞄から一本の真っ白なチョークを取り出すと太い木に器用に円を描く。 続いてその円の中に三角を書き入れる。慣れた手つきで三角の中にビッシリと文字を書き入れた。 文字には様々な天使の名前が英語で書かれている。そこに魔方陣が出来上がっていた。 チョークを投げ捨てると、書いた円に革手袋をはめた右手で魔方陣に手を付いた。 ぽうっと紫色に魔方陣が光りだした。 『極力連絡は避けてもらいたいんだけどな、』 魔方陣から男の声がした、通信の術式だ。 「……ターゲットの確認だ」 少年が男に向けた声は知り合い同士とは思えない殺意が込められていた。 『確認せずともすでに書類は渡しただろう?まどろっこしいのは無しだよ罪人』 男の罪人という言葉に少年が一瞬反応を見せた。 「………」 少年は黙り込んだ。更に殺意を広げて通信の魔方陣を睨む。 『クククク正直だ、安心しろよ『今』は無事だ』 男の『今は』という言葉に少年は赤い瞳で魔方陣を睨む。 『なんなら声を聞かせてあげようか?』 男の楽しそうな声と共にジャラッと鎖の様な音がした。 『キャァッ!』 少女のか細い声が魔方陣から聞こえた。 「!」 少年が目を見開く。 先ほどまでの殺意が消え、あまり動かなかった表情に恐怖の色が浮かぶ。 『聞こえたか?聞こえたか?ククク』 男の楽しそうな言葉が少年の耳に入る。 『こんな女の何所がいいんだか……僕だったら見捨てるけどね、罪人が正義気取りか?クク」 少年が男の正義という言葉に反応した。 「正義?俺が?……俺は善人じゃ無ェ…依頼が終われば殺してやるよ、糞野郎が」 少年は殺してやる、と何度も口ずさむ。 『しっかりと殺れよ、僕は監視しているからねェ、怖くなってオネーチャンに連絡するなよ』 馬鹿にした様に言った後、楽しそうな笑い声と共に通信が切れた。 少年がギリッと歯を食い縛る。 少年は善人では無い、壊す事のみで存在意義を示す。 その赤い眼がそれを示していた。
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/501.html
5スレ目ログ ____ ________________ 5-8 ぐちゅ玉(1-337) 「好敵手」のフリガナは 5-21 キラ(4-879) とあるバカップルの極秘レポート 5-30 5-029 turn_me_on 1 5-40 5-029 turn_me_on 2 5-51 ∀(2-230) 責任の取り方 1 5-63 スピッツ ◆Oamxnad08k 小ネタ 遊園地に誘ってみた 5-71 志室谷(4-668) 小ネタ 猫の日 5-75 D2 ◆6Rr9SkbdCs Equinox 8 もどかしい世界の上で Ordinary_world. 5-93 ヤシの実 ◆sz6.BeWto2 とある子猫な超電磁砲(レールガン) 5 2日目 5-108 キラ(4-879) memories 1 三番目の記憶 5-141 4-649 美琴の一ヶ月 5-163 D2 ◆6Rr9SkbdCs Equinox 9 もどかしい世界の上で Ordinary_world. 5-176 キラ(4-879) memories 2 三番目の記憶 5-194 ∀(2-230) 責任の取り方 2 5-205 寝てた人 ◆msxLT4LFwc 当麻と美琴の恋愛サイド ―帰省/家族― 5 5章 帰省1日目 初詣 5-234 キラ(4-879) memories 3 最初の頼み 5-243 D2 ◆6Rr9SkbdCs Equinox 10 Bitter_or_sweet. 5-261 蒼(4-816) side by side 1 ―バレンタイン― 5-275 D2 ◆6Rr9SkbdCs Equinox 11 Bitter_or_sweet. 5-290 豚遅(1-892) とある学園の執事喫茶 4 とある男女の一端覧祭 5-304 小ネタ 事故ちゅう 5-312 キラ(4-879) 小ネタ 浴衣の彼女と惚れてる彼氏 5-318 蒼(4-816) side by side 2 ―バレンタイン― 5-335 キラ(4-879) memories 4 日常の記憶 5-345 ∀(2-230) バイト生活 6 6日目 5-378 蒼(4-816) side by side 3 ―バレンタイン― 5-393 ぐちゅ玉(1-337) ラブコメしたいぜい×2 5-402 キラ(4-879) memories 5 日常の記憶 5-415 D2 ◆6Rr9SkbdCs Equinox 12 風の辿り着く場所 5-430 ヤシの実 ◆sz6.BeWto2 とある子猫な超電磁砲(レールガン) 6 2日目 5-433 ヤシの実 ◆sz6.BeWto2 とある子猫な超電磁砲(レールガン) 7 番外編 5-440 マーム ◆JMDEFJ5r5w 小ネタ とある二人の意思疎通 Oath of two people 5-447 キラ(4-879) memories 6 日常の記憶 5-466 4-323 幸せへと至る道 4 ~後日談~ 5-473 豚遅(1-892) とある二人の年末年始 5-485 D2 ◆6Rr9SkbdCs Equinox 13 風の辿り着く場所 5-495 キラ(4-879) memories 7 日常の記憶 5-503 マーム ◆JMDEFJ5r5w 再会 5-523 蒼(4-816) side by side 4 ―バレンタイン― 5-558 蒼(4-816) side by side 5 ―バレンタイン― 5-570 とある二人の雛祭り 1 5-583 マーム ◆JMDEFJ5r5w 初デート 1 5-590 キラ(4-879) memories 8 非日常の世界 5-604 D2 ◆6Rr9SkbdCs Equinox 14 スケッチブックを持ったまま 5-619 桜並木(4-027) 未来からうちの子がやってきた 3 第二章 不幸は大体不注意から Careful_or_Hurtful 5-624 桜並木(4-027) 未来からうちの子がやってきた 3 第三章 お嬢様だってそんな事くらい知ってますのよ Electro_Maria 5-630 桜並木(4-027) 未来からうちの子がやってきた 3 第四章 思い Passing_down_by_an_old_man 5-635 桜並木(4-027) 未来からうちの子がやってきた 3 第五章 恐怖 THE_ABSOLUTE_FUTURE_A_GREAT_MISFORTUNE 5-641 桜並木(4-027) 未来からうちの子がやってきた 3 第六章 キス Next_stage_or_more_one 5-647 桜並木(4-027) 未来からうちの子がやってきた 3 第七章 THE_EPISODE 2/2 BEYOND_THE_BOUNDS_AND_TO_THE_NEARLY_FUTURE 5-674 蒼(4-816) side by side 6 ―バレンタイン・空白の30分― 5-683 キラ(4-879) memories 9 非日常の世界 5-711 D2 ◆6Rr9SkbdCs 真夜中のプール 5-730 マーム ◆JMDEFJ5r5w 初デート 2 5-743 キラ(4-879) memories 10 超電磁砲の記憶 5-753 5-752 愛情と友情と 5-773 寝てた人 ◆msxLT4LFwc 当麻と美琴の恋愛サイド ―帰省/家族― 6 6章 帰省1日目 縁日 5-784 寝てた人 ◆msxLT4LFwc 当麻と美琴の恋愛サイド ―帰省/家族― 6 7章 帰省1日目 隠し事 5-808 ぐちゅ玉(1-337) 上条当麻は電気娘の夢を見るか? 5-824 ガイア(5-823) survival dAnce 1 5-833 キラ(4-879) fortissimo 1 とある超電磁砲の卒業式 5-850 つばさ(4-151) どこにでもあるハッピーエンド 2 止まらない気持ち 5-868 キラ(4-879) memories 11 超電磁砲の記憶 5-882 D2 ◆6Rr9SkbdCs 風だけが知っている 5-899 とある二人の雛祭り 2 5-910 マーム ◆JMDEFJ5r5w 小ネタ 不幸だなんて言わせない 5-918 つばさ(4-151) 小ネタ 呼び方 5-927 5-752 夢と現実の君 5-955 かぺら(5-906) Daily Life 1 日常の交差(クロスデイズ) 5-977 小ネタ 侵略者・御坂美琴 5-979 キラ(4-879) fortissimo 2 とある超電磁砲の卒業式(番外編) ▲
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/2446.html
前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある二人の旅行物語 私こと上条当麻は今上空1万mにいる。 だからといって時速7000kmオーバーの超音速旅客機に乗ってるわけでも、そこから放り投げられたわけでもない。 ごく普通の飛行機に乗ってちゃんと機内の座席に座っている。 じゃあ何も心配する必要がないかというとそれも違う。 隣に大きなイレギュラーが存在するのだ。 シャンパンゴールドの色の髪でヘアピンぐらいしか特徴を挙げることのできない美少女。 これだけ聞くとおそらく世の中のほとんどの男性の方々は羨ましいだの爆発しろなどと言うだろう。 しかし、この見た目だけは可憐な彼女は、実は学園都市第3位の超能力者という化け物で、致死量の電流を浴びせてくる恐ろしいやつなのだ。 それでいて、本当は泣き虫で儚い存在でもある。まぁ細かい説明は面倒くさいし省く。 そもそもなんで俺はコイツと飛行機に乗っているのだろうか。思い出すために記憶を辿ってみた。 ああ… そうだ、確かあれは夏休み開始の2週間前だった気がする。 『アンタ夏休み暇?』 いつもみたく電撃を飛ばされ、一段落したときだった。 『なんで?』 『あ…あのさ、ちょっと旅行行かない?福引で特賞当てて、ヨーロッパ旅行のチケットが当たったんだけどさ』 『すごいな!ちなみにそれ何日くらい?』 『40日』 『パス』 『早っ!なんでだめなのよ!?』 『あのな…夏休みの上条さんには宿題と補習という試練が待っているんだ!よって旅行に行く暇なんてありません!』 『な~んだ。そんなことか。ならこの美琴センセーに任せなさい!』 『は?あなた様は一体何をおっしゃっているのでしょうか』 『要するにアンタは宿題と補習さえなければ来るのよね?』 『ま、まぁそうだが。それが御坂となんの関係が?』 『だ、だから私が今日からアンタの面倒を見るって言ってんのよ!』 『ええええええ!?』 『何よ、何か文句でも?』 そう言った御坂から発せられるオーラが垣根提督と戦った一方通行のそれに酷似していた。 『イエ、アリマセントモ。ワタクシカミジョウトウマはアナタサマニシタガウショゾンデゴザイマス。』 『んじゃ決まりね。それじゃ今から私の寮に行くわよ』 『何のために?』 『さっき言ったでしょ。アンタの面倒をみるって』 『これから試験終わるまでア、アンタん家に泊まるから』 『何言ってやがんだこのお嬢様!駄目に決まってるだろ!』 『さっき従うって言ってたわよね。それとも何?楽しい楽しい夏休みの思い出が宿題と補習だけでもいいわけ?』 『…』 『じゃあ私の寮に行くわよ』 『ハァー…、仕方ねーな。とりあえずインデックスは小萌先生の所に預けるとして…』 こうしてわけ分からないうちに、御坂と同居&御坂とヨーロッパ旅行に行くことが決定したのである。 当初御坂を迎え入れることに不安しか感じられなかったが、御坂と過ごした2週間は決して悪くはなかった。 むしろ良かったと思う。 御坂の料理は自分のよりおいしかったし、指導してもらったおかげでテストも全教科で赤点を免れ、宿題も2日で終わってしまった。 もちろん、風呂あがりの御坂に対してラッキースケベが発動して放たれた超電磁砲で家が半壊したり、電撃を浴びた家電が2つお亡くなりになったりなど不幸も絶好調だった…。 そんなことがあって今に至るわけだが…隣のお嬢様がなぜか飛行機に乗ってから全く話しかけてこない。 それどころか非常に強い殺気を感じる。 「あの…御坂さん?なぜそんなに怒っていらっしゃっているのですか」 「んー?別に怒ってないわよー」 嘘だ!清楚な笑顔とは裏腹に目が非常にヤバイ事になっている。 今なら視線だけで小動物くらいなら簡単にコロリといきそうだ。 とりあえず落ち着かせないと、上条さんがヨーロッパじゃなくて天国にいく羽目になっちゃう! 「ほーら、これから旅行だってのにそんなんじゃ楽しめないだろ。だからいつもの可愛い美琴さんに戻ってくれ」 そう言った瞬間、御坂はいきなり顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまった。 怒ってしまったのだろうか…? ああ…何もかもが終わった。短い人生だったな…。 横目で見たアイツの顔は全てを諦めた人間の顔そのものだった。 どうせアイツのことだから私が今怒っているって勘違いしているに違いない。 そりゃあさっきまでは機嫌は悪かったことは自覚している。 無理もない。アイツの悪い癖が出たのだ。 空港で女の人の落し物を拾ってあげたり、転びそうになったキャビンアテンダントを支えたり、挙句の果てには迷子になった幼稚園児くらいの女の子の親を探して、フラグを立てた。 寮を出発して飛行機に乗り込むまでの2時間でアイツにフラグを立てられた女性(女児含む)はおそらく20人を下るまい。 改めてアイツのフラグ体質の恐ろしさを知ったのと同時に不安にもなった。 (もしアイツが私でない他の誰かを好きになったら…) (もしアイツの隣にいるのが私でない別の誰かだったら…) 一度考え出すとなかなか負の思考から抜け出せない。 だけどアイツの言葉は私の不安を吹き飛ばしてくれたどころか私を天にも昇る気分にさせてくれた。 ゆるみきった私の顔をアイツに見られるわけにもいかないのでそっぽを向いたのだ。 とはいえ、いつまでもこうしてるわけにもいかない。 顔が元に戻ったのを確認した私は気持ちを入れ替えることにした。 「まあいいわ。アンタの言うとおりだもんね…この旅行精一杯楽しみましょ」 「ああそうだな…っと、危ねぇ…」 すぐそばの通路で他の搭乗客が躓いたのをアイツが支えたのだ。 「ご迷惑おかけしてすみませんでした」 「いえいえ、いいんですよ。それよりけがとかありませんか?」 よく見ると心なしかその女性の顔が赤い。 「あ…いえ、だ、大丈夫です。その、あ…ありがとうございました////」 そう言ってその女性は去って行った。 「どうした御坂?」 「ア・ン・タはー!言ったそばからこれかー!!」 不思議そうな顔を浮かべているアイツの顔面に構わず私は拳(ビリビリ付き)を叩き込んでやった。 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある二人の旅行物語
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/1022.html
【初出】 禁書SS自作スレ>>348 ――わらっていた。 溢れる感情とともに涙を流す聖女(ヒロイン)を、私はただ見ていることだけしかできなかった。 三年間。私は地下に潜り知識を蓄えた。 あの子を救う術を探し、あの子を救うことだけを目標とし、あの子のことだけを想い続けた。 その結果として、世界最大宗教であるローマ正教を敵に回したが、それさえもあの子を救うという目的のためなら些細な事であった。 探求すること。 私は、錬金術師としてのその使命を全うし、ひとつの解を手に入れた。 魔術師としての到達点のひとつである『大いなる秘法(アルス=マグナ)』さえも踏み台にして、その解に導くための手順を整えた。 全ては順調で、万事問題なく事を進めていた。 吸血殺しを手に入れ、王者の術(アルス=マグナ)を完成させ、あとは人外のモノを捕らえるのみという段階になり、それは起こった。 それは、この三年間に経験したことの中では取るに足らないような瑣末な出来事であったはずだった。 あの子が自ら私のもとに出向き、結果として僥倖と呼ぶべき事態のはずだった。 ――そして、あのこはわらっている。 私は、その笑顔をしっている。 あれは過去、私に向けられていたもの。 そう、しっている。かつてのあの子はいつもその笑顔を浮かべていた。清純にして純粋な、子供のような笑顔。 それは、”ただひとり”の主人公(パートナー)に向けられるもの。 ――わらっている。 今代の主人公(パートナー)にわらいかける聖女(ヒロイン)を、私はただ見ていることだけしかできない。
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/316.html
死ねない!まだ、死ねない!あの人に思いを伝えてもいないのに! 少女はあがく。だが修道服を着た死神は無慈悲に刃を向ける。 「弓塚さん。あなたの悪夢、ここで終わらせてあげます」 いやだいやだ死にたくない逃げなきゃでもどこに逃げても追ってくる 少女の心が絶望に染まりかけたそのとき・・・ 「なっ、なにやってんだ!あんた!」 これは不幸な少年と幸薄い少女が足掻いた記録である とある不幸な吸血少女 「あじー、何ですかこの暑さは」 もう秋だというのにアスファルトの照り返しがきつい。 「上条ちゃん・・・やる気出さないとバイト代出しませんよー」 うぐっと当麻は唸る。 そう、今はバイト中なのだ。子萌先生のお手伝いとして三咲町に来ている。 インデックスは土御門に任せているでそれなりに安心できるが。 (土御門のやつ大丈夫かなー) 当麻は自分がここにくることになった経緯を思い出す。 「とーま、とーま。おなか減ったかも!」 「今食ったばっかじゃねーかお前!」 当麻の目の前の机にはインデックスが気づき上げた屍の山が(空の皿)つくられている。 それを作った張本人は 「えー、こんなのおやつと同じだよ。早く晩御飯の材料買って帰るべきかも」 「お前修道女だろ!食欲は 7つの大罪じゃなかったのかよ!」 「私はいまだ未熟なのでちょっとくらい問題ないかも」 「いや、ちょっとって・・・」 「はやく!はやく!だったら【歩く教会】を元に戻してみてよ!」 「あのーいんでっくすさん?」 「晩・御・飯!晩・御・飯」 回想終了 (あー、なんていうか不幸だー) せっかく大覇星祭の振り替え休日だってのに別の町でバイトなんて。 でも仕方ないと思う。インデックスを泣かせたくはないし自分ががんばればみな笑顔でいられるのだから。 (でも帰ったらインデックスの食費を請求されてバイト代が全部飛ぶとか・・・うわ!すごくありそうだぞその展開!) そんな感じでうだうだ考えてると 「上条ちゃん、着きましたよー」 と、子萌先生が呼びかけてきた。 やや高台に位置するでっかい屋敷に。 はー、かねもちだなー。っと当麻が考えていると 「いいですか?上条ちゃん。これから学園都市のスポンサーの一つの遠野の御当主に挨拶をしにいくわけですが いつもみたいなノリでいちゃダメですよ?機嫌を損ねたら上条ちゃんのバイト代も出なくなったいますからねー」 「ういーす」 まあ、自分は荷物持ちみたいなものなので問題ないだろうと当麻は軽く考えていると 「おまたせいたしました」 メイドがやってきていた 「では、こちらの部屋でお待ちください」 そう言いメイドさんは部屋を出て行った。 「うわーメイドですよ子萌先生」 メイドなら舞夏で見慣れているがあっちは学生、いわばメイドの卵であり本物ではない。 「上条ちゃん、先生がさっき言ったこと覚えてますかー?」 子萌先生がじと目で上条をにらんでいると 「失礼します」 また、さっきのメイド?が入ってきた。 「お茶が入ったのでどうぞ」 「え、ああ。ありがとうございます」 上条がお茶を受け取るが何か違和感があった。 「・・・どうかしましたか?」 メイドさんが上条に話しかけてきた。無意識のうちに凝視していたみたいだ。そこで違和感の正体に気づく。 「あのー、もしかしてさっきの人とは別の人ですか?」 へ?っとメイドさんは何度か瞬きをしたあと、笑顔で 「ああ、翡翠ちゃんと間違えちゃったんですねー。翡翠ちゃんは私の双子の妹です。私は琥珀と申します」 なるほど・・・どうりでそっくりな筈だ。っと考えていると 「上条ちゃん?」 ちょっぴり切れ気味の子萌先生が目が笑っていない笑顔で話しかけてきて 「まったく上条ちゃんは先生の話をき「すみません!琥珀さん!トイレはどこですか!」
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/528.html
【初出】 SSスレPart4 32 目を開けると一方通行はソファーに座っていた。 ここは『グループ』の隠れ家の一室。一方通行以外誰もいないようだ。 近くのテーブルには飲みかけの缶コーヒー、手に取り口元に運ぶ。 (夢にしてはハッキリと思い出せるし回想にしてはリアルすぎだなおい、オレは寝ていたのか?考えていたのか?まぁいいか。) 「・・・・・結局・・・・・・そうゆう事かよ。」 学園都市1位もしょせん人間、初めて湧いた感情に戸惑い どう扱えばいいかの分からず、どう接しればいいのか分からず どう向き合えばいいのか分からず、どう表現すればいいのか分からなかった それだけだった 「結局どうゆうことなんですか?」 声の方に目を向けると海原光貴が立っていた。 「おい!テメェはいつから盗み聞きが趣味になったんだ?」 「すいません。ですがたとえその様な趣味があったとしても命のが惜しいですからね あなたの独り言は避けることに越したことはないですよ。これからは気おつけます。」 謝罪なのか言い訳なのか分からないことを笑いながら語る海原。 一方通行はどうでも良いと結論づけ、立ち上がる。 「どちらに行くのですか?」 「缶コーヒー買いに行くんだよ。」 海原が固まる。 「・・・・・・・・・・・・冷蔵庫の中にある3ダースほどのコーヒーはどうするのですか?」 「要らないから飲んでいいぞ。」 「・・・・・・・・・・・・ありがとうございます。」 一方通行は隠れ家を出てコンビニに向かった。 一方通行はもう揺るがない 一方通行は強くなった 一方通行は闇になった 打ち止めに闇が忍び寄るならその闇を喰らってやる あらゆる闇より強大な闇となって全てを飲み込んでやる 一方通行は 永久の闇に、ただ一つの誓いを持ち込み進む。
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/2545.html
前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある底辺と頂点の禁断恋愛 プロローグ 『最下層の生活』 学園都市、人口230万人。その8割以上が学生という街だ。 世間から技術力が30年も進んでおり、何より特徴的というのが『能力開発』。 そんな学園都市の能力者はレベル0からレベル5の六段階に分けられている。 その様な格差が出来てしまっている学園都市では『格差社会』となったおり、優遇され、裕福に暮らせる貴族のような扱いのレベル4、レベル5。 逆に冷遇され、貧乏な暮らしを送っているのはレベル0やレベル1だ。 その中でも知名度が格段的にある第三位の『超電磁砲』。 学園都市の女王と呼ばれ、また『姫君』や『エリザベス』と呼ばれていた。 その正反対の呼称がある上条当麻。『大罪人』、『悪魔』などと呼ばれ最下層人物としてそれ相応の暮らしをしていた。 しかし上条は『大罪人』と呼ばれても『悪魔』と罵られても。あの行動を後悔しない。 「……不幸だー。今日の晩御飯は鮭の塩焼きと白ご飯~。はぁ足らねぇよなぁ」 照明がピカピカ、と光ったり消えたりを繰り返していく。 部屋の隅には蜘蛛の巣が貼ってあったり、ふすまにはキノコが生えている。 とってもとっても生えてくるのが何故か悲しい。 上条は学園都市でも三人しか居ない『最下層人物』だ。それ相応の暮らしを用意され、奨学金は雀の涙にも及ばない。 たったの七千円。一ヶ月をこれで暮らすのは不可能に近い。 「このキノコって食えんのかな?」 ふすまに生えたキノコを見つめていった。しかし頭をブンブンと振ってキノコを強引に引きぬいた。 そして壊れかけの窓を開いて、投げた。 ポチャン、と音がして川に流れたのが分かった。 「さ、さて食うか」 上条は箸を加えて骨がところどころ見える鮭をつまんでいく。 そして白ご飯と一緒に口に含んでいった。 それにしても暑い。蒸し暑い。外は雨で、天井から雨漏りしてバケツからは雨が溢れていた。 上条の体は雨臭い。そうだ、雨で体を洗っているからだ。 無能力者(レベル0)でもこんな暮らしをしている人は居ないだろう。上条は少し泣きたい気持ちになった。 「……ごちそうさま」 鮭を冷蔵庫になおす。固まった白ご飯を雨水で綺麗に流しそしてシンクに置いた。 梅雨。6月の真ん中で、湿気と雨が上条家を襲う。 キノコがそこら中に生えて、随分前には制服にも生えていた。 「はぁ、一度でいいから肉食ってみたいな」 そんな時だった。壊れかけの木のドアがドンドン!と叩かれた。 「はい?」 「カミやーん、俺だにゃー」 「おお、土御門か。今昼飯食ったとこだ」 ドアを開けて、傘をさしている土御門を招き入れる。 彼の手には半分食べた野菜炒めがあって、上条に手渡す。 「……ありがとうな。土御門」 「いいんだぜい?」 そう言って土御門は上条家を出た。 上条は冷蔵庫になおして、湿っている畳みの上に寝転がった。 ボサボサで傷んだ髪の毛を掻いて、そして硬い床で昼寝をする事にする。 * 「アレイスター、お前の幻想殺しはあんな極貧の生活を送っているが」 「もう幻想殺しなど必要ない。もちろん、エイワスを顕現する事も出来ない。プランはもう完成する事すら出来ないのだ。 学園都市の体制の崩壊によってな。統括理事会などもう何の権限もない。 今、一番力を持っているのは外部個人主義組織だ。体制は既に『格差社会』になっている。 警備員(アンチスキル)も風紀委員(ジャッジメント)も存在しない私の作っていた学園都市とは全く違ったモノになってしまった訳だ」 「それで、無能力者達に支援していると言う訳か」 アレイスターと呼ばれた者は大きな生命維持装置の中で培養液に浸かりながら苦虫を噛み潰した様な表情をした。 しかし決してこの格差社会を打開できない訳じゃない。 全体の六割を占める無能力者を使えば。 「土御門、学園都市はもうすぐ改革するぞ。幻想殺しはあんなに有意義な者だとは。彼は誰よりも良い位置にいる。 底辺と頂点か……こういうのは嫌いなんだが」 「何が言いたい」 「直に判る。それまで彼が死なない様に支援しておいてくれたまえ」 「……アレイスター……あとで泣きを見るのはお前だ」 「ふふ、それは―――楽しみだ」 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある底辺と頂点の禁断恋愛
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/1074.html
事情聴取から解放され、病院での怪我の手当てを受けて、黒子が寮に帰宅出来たのは時計の針が午後九時を回ってからだった。鬼人の言葉が似合う寮監には連絡されており、暖かく迎えてくれた。 (寮監の笑顔はどこか恐ろしいですわ……) 自分の部屋である二○八号室の前まで来ると、落ち着いていた疲れが込み上げてくるのがわかった。 「ただいまですの」 「おかえりー。大丈夫だった? 怪我したっていうから心配したのよ?」 「あぁん、お姉様が心配してくださるなんて黒子、嬉しいですわ!」 ベッドの上の同居人、御坂美琴が黒子の無事を確認して安堵の表情を浮かべて出迎えてくれた。感激した黒子は疲労で演算を使用せず、飛び付こうとして足で蹴り落とされる。 「お、お姉様の足の裏ハァハァ」 「ちょ、バカなこと言わない!」 「正直になれないお姉様……あぁ! ツンデレールガンの異名は伊達じゃないということですわね!!」 夜も遅い為か、美琴はヒューマン・スタンガンを使用し、一撃の名の下に黒子を気絶させた。……失神中なのだが黒子の表情は悦んでいるのに気付いて美琴が震え上がるのは三秒……おっと肩を抱いて震え出した。 「それにしても、『仮面ライダー』……ねぇ」 向かいのベッドに黒子を寝かせ、自分の枕の下に忍び込ませた携帯電話を取り出して美琴は小さく呟いた。 異形から黒子を助けたのは『仮面ライダー』という存在だと知ったのは一時間程前のこと。美琴が寮に戻った際に寮監から、黒子が負傷したと聞いて飛び出そうとしたが止められた。ならば、とインターネットで何か手がかりを探すべく、数々の掲示板やニュースサイトを調べ上げ、ひとつの巨大匿名掲示板で、事件の目撃者が『仮面ライダー』と書き込んでいたのを見つけた。 (……これと何か関係性があるのかしら?) 黒子が目覚めぬよう静かにベッドの下からあるものを取り出す。 それはベルトのようなもので、今は石化していて灰色をしている。以前から、怪人の存在は都市伝説として囁かれているのは美琴も薄々知っていたが、今日のように顕著なのは初めてだ。 (…というかこれ、危ないものなんかじゃないわよね?) 灰色のベルトを上下左右から見回して、美琴が思った。 これを拾ったのは数日前のことーーー。 「待てごらぁああぁぁ!」 「勘弁してくれよー! ああ! 不幸だーっ!!」 いつものごとく、美琴は高校生の上条当麻と一方的な鬼ごっこを繰り広げていた。 「はあ…はあ……。逃げられたか…」 とある公園まで来て、上条に撒かれた美琴は、二つある内、片方の手近なベンチに腰を掛けて休憩する。スカートの中に履いた短パンから綺麗に畳まれたハンカチを取り出し、額の汗を拭く。 「ん?」 ふと、隣のもう片方のベンチを見ると何やら怪しげなベルトに似た物体がちょこん、と置かれているのに気付いた。 「何かしら、これ」 忘れ物かなぁ、でもこんなベルトしてる人なんているのかしら、と美琴はベルトに近寄って眺め見る。 暫く考えた後、何故か見放すことも出来ずにお持ち帰り、してきたのだった。 「という夢だったのさ」 なーんてこと無いのよね、これが。美琴は少しだけ溜め息をはく。Google先生にもウィキペドにも記載されていない。よくよく見ると古代文字みたいなのがあるのだが、いくら常盤台でもこんな文字列見たこと無い。 「これを付けたら私も『仮面ライダー』とやらに慣れたりしたりして」 遊び半分で腰に付けたのがいけなかった。 「えっ……嘘…」 瞬間、ベルトの石化は解けたものの、美琴の体内に吸収されてしまった。 「……こういう時はアイツの言葉よね」 不幸だー、と乾いた嘆きが部屋に微かに零れた。
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/1441.html
学校の教室にて 当麻「でっ何のようだ?」 土御門「実はカミやんにやってほしいことがあるにゃー」 当麻「……重要なことか?」 土御門「あぁ…かなりな…」 スッと、あるディスクを取り出し、 土御門「コレをやって欲しい」 当麻「なんだ?」 土御門「いいから…ほれパソコン」 ノートパソコンを手渡され取りあえず当麻はディスクを入れると 『とある少女の恋愛シミュレーション』 ゲームタイトルが出てきた。 当麻「……何コレ?」 土御門「そんなに知りたきゃ教えてやる…こいつは!どんな少女達とのフラグも完璧にこなす為に 学園都市の最新技術で作り上げた!!!最新恋愛シミュレーションゲームだぁぁ!!!!」 当麻「なに訳わかんねぇ物作ってんだ!!」 大声で何を言ってんだと思いながら、ツッコミを入れた。 当麻「なんでゲームに学園都市の最新技術をつぎ込んでんだよ!!」 土御門「まあまあ、そう言わずに作るのかなり苦労したんだぜーい」 当麻「って!?お前が作ったの!?そっちの方がすごいんだけど!!」 土御門「ほらっ細かい事は気にせず、やってみるにゃー」 当麻「まぁ…いいけどさ」 『ゲームスタート』 当麻「でも、俺恋愛シミュレーションなんてやった事ないぜ」 土御門「大丈夫、俺がいろいろと説明するにゃー」 当麻「……まぁ取りあえず話を進めていくか…んっ?なんでライフゲージがあるんだ?」 土御門「あぁそれなら後で分かるから、今は気にしなくていいぜーい」 当麻「…?だってコレ恋愛シミュレーションだろ?ライフゲージなんて何に使うんだよ?って、おぉ?」 御坂ルート 目の前に常盤台の超電磁砲の御坂美琴が歩いている…話しかけますか?yes or no 当麻「御坂出んのかよ」 土御門「そりゃあ、俺の知っている女子だけで作ったからにゃー」 当麻「なるほど…まぁ話さなきゃ始まんないよな、yesっと」 土御門「あぁ、言い忘れたたけどカミやん、あんまり不用意に近づくと…」 御坂『なんで、あんたがここにいんのよ!!』ズドォォォォォン!!! ライフが50減った。 土御門「レールガンでライフが減る」 当麻「いやっ!!何でだよ、話しただけだぞ!!しかもライフってここで使うのかよ!?おまけに開始1分で 半分になったぞ!!」 土御門「だから、不用意に近づくなって言ったにゃー、ほらギャーギャー言ってないで選択肢を選んで」 当麻「選択肢?」 御坂『でっ?何のよう?』 A いや、ただお前に会いたくて… B 可愛かったから…つい C 殺し合いをしよう 当麻「おいっ!!なんだCって!すげー危なっかしいのがあるけど!?」 土御門「細かい事は気にせず、ほらっA,B,Cのどれか選ぶにゃー」 当麻「ん~、まぁ急にこんな事言うのは変だと思うが…Aぐらいにしとくか」 御坂『なっ!?何よ急に!?べっ別にうれしくないんだからねっ!!』 『GAME CLEAR』 当麻「なんでだぁぁ!!始まって2分で終ったぞ!!」 土御門「『超電磁砲』はこの中で一番簡単におとせるにゃー」 当麻「簡単すぎんだろ!!」 インデックスルート 数分後… インデックス『ねぇーお腹すいたぁー』 A 分かったよ、なんか食べに行こう B 家まで我慢しろ C そんな暇はない 当麻「インデックスのルートか…」 土御門「にゃー、どうするにゃー?」 当麻「つーか、ゲームの中でもこのキャラかよ」 土御門「俺なりに実物に近づけたつもりなんだけどにゃー」 当麻「近すぎんだろ…まぁゲームの中でくらい我慢してもらうか…Bっと」 インデックス『お腹すいたぁーお腹すいたぁー!!』 インデックスが噛み付いてきた…ガブリ……ライフが0になった 『GAME OVER』 当麻「何でだぁぁぁぁ!!」 土御門「インデックスは腹ペコゲージがMAXになると噛み付かれゲームオーバーになるにゃー」 当麻「つまりあれか!?最初の選択肢の3分の2がゲームオーバーになるってことか!?」 神裂ルート またも数分後… 神裂『どうも…お久しぶりです…』 当麻「神裂のルートか…」 土御門「にゃー、ねーやんの攻略は困難だにゃー」 当麻「まぁ…俺もそんな気がするけど…」 土御門「数ある選択肢の中で一つでも間違えると…」 神裂『うるっせぇんだよ!!ど素人が!!!』 ドシュッ!! 『GAME OVER』 土御門「バッドエンド…」 当麻「難易度高っ!!」 小萌先生ルート またまた数分後… 主人公『やっべぇ、遅刻だ!!』 主人公は、学校へと急いだ… 当麻「これは、ありがちだな…」 車が飛び出してきた。キキッー!、ドゥゥゥゥン!! 小萌先生『大丈夫ですかぁー!?』 土御門「これは、ちょっとベタだったかにゃー?」 当麻「ベタとかじゃねぇーよ!!コレは事故だ!!つーか小萌先生ルート!?」 姫神ルート またまた数分後… 姫神『コレ…運ぶの手伝って…』 手伝いますか? yes or no 当麻「姫神ルートか…これは結構まともだな」 土御門「にゃー、他のヒロインと違って毎日会ってる分、作りやすかったにゃー」 当麻「いろいろめちゃくちゃだったけど…こういう学園ものなら分かりやすいな…」 土御門「だけど、一回姫神フラグを立てて、一日一回も会わない日が会ったら…」 姫神『私って…影が薄いのね…』 その日から…彼女を見なくなった。 『GAME OVER』 土御門「行方不明になる…」 当麻「なんでだぁぁぁぁ!!」 土御門「寂しがりや何だにゃー」 当麻「そういう問題じゃねぇーよ!!姫神に謝れ!!そして姫神ファンにも!!」 吹寄ルート またまた数分後… 吹寄『貴様!!なんのようだ!!』 A いや、ただお前に会いたくて… B 可愛かったから…つい C お前が好きだ 当麻「吹寄ルートか…」 土御門「にゃー、吹寄はねーやん以上に攻略困難にゃー」 当麻「まぁ…確かに難しいだろうな…選択肢もなんか同じようなものばっかだし、取りあえずAっと」 土御門「にゃー言い忘れたが…ちなみに吹寄は」 吹寄『このっ!!』 ドカンっ!! 『GAME OVER』 土御門「口説こうとすると、99.9%の確率でバッドエンド」 当麻「コレもか!?つーかこの不幸の塊である上条さんに0,1%の奇跡なんて起こるわけねぇだろ!!」 土御門「ちなみそれを10回繰り返す」 当麻「確率で言ったら!0,000000って、あぁぁもう何回言えばいいのか分からん!!」 舞夏ルート またまた数分後… 舞夏『メイドは大変なんだぞー』 当麻「舞夏まで出したのか…」 土御門「にゃー、こうすればいつでも舞夏との、初々しい初恋が何回でも出来るにゃー」 当麻「動機もやる事も不純でしかないな」 土御門「ちなみ舞夏は攻略すると専属のメイドになってくれるにゃー」 当麻「意味は分からんが…嫌いではない」 土御門「最終的には…兄である俺と戦って勝つとハッピーエンド」 当麻「……結局のこのゲームのジャンルはなんなんだ?」 土御門「………ラブストーリー?」 当麻「今のところ全部のストーリーで命が危険にさらされてるぞ」